先日、車が故障してしまい、タクシーで自宅まで帰ることになりました。
身体障害者手帳の有料道路割引が、条件を満たせばタクシーでも利用できることは以前から知っていました。ただ、実際に使ったことはありませんでした。
今回、車の故障をきっかけに、初めてタクシーで高速道路の障害者割引を利用しました。
S-ICDやICDを植え込んでいる方の中にも、「自分の車ではなく、タクシーでも使えるの?」という方がいると思います。
実際の利用方法をまとめます。
S-ICDが入っていれば高速料金が半額になる?
S-ICD・ICDを植え込んでいること自体が、高速道路の障害者割引の直接の要件ではありません。
身体障害者手帳の交付を受けたうえで、事前に「有料道路の障害者割引」の申請をしている必要があります。
割引が適用されると、通常料金は半額になります。
タクシーで使えるかは手帳を確認
タクシーなど本人以外の人が運転する場合は、「介護運転」の対象となる重度の障害がある方に限られます。
この重度障害の範囲は、身体障害者手帳の
「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額」
の欄に記載される「第1種」と同じ範囲です。
そのため、まず自分の手帳に「第1種」と記載されているか確認すると分かりやすいです。
さらに重要なのが、有料道路割引のシールです。
タクシーで利用するには、手帳に赤字で
「道路介護」
と記載されている必要があります。
「道路」のみの記載では、タクシー利用時の障害者割引は適用されません。
実際にタクシーで利用した流れ
今回、私は次のように利用しました。
① タクシーが走り出す前に伝える
乗務員の方に、
「高速道路の障害者割引を利用したいです」
と伝えました。
ETCで支払う場合は、自分のETCカードを使用したいことも伝えます。
ここは重要で、NEXCOの案内では、タクシーの賃走開始後に申し出ても障害者割引は適用できないとされています。
また、すべてのタクシーで対応できるわけではないため、予約時または乗車前に確認しておく方が安心です。
② 自分のETCカードを車載器へ
ETCで支払う場合は、走行開始前に自分のETCカードをタクシーの車載器へ入れてもらいます。
タクシー会社のETCカードを使って障害者割引を受けることはできません。
また、ETCカードを車載器から抜けない車両では、この方法は利用できません。
③ 料金を支払う料金所で一旦停止
料金を支払う料金所では、一般レーン、ETC・一般の混在レーン、またはETC専用料金所のサポートレーンで一旦停止します。
ETC専用レーンやスマートICをノンストップで通過して料金を支払うと、タクシー利用時の障害者割引は適用されません。
④ 手帳とETCカードを確認してもらう
料金所で身体障害者手帳を提示します。
自分のETCカードで支払う場合は、乗務員の方がカードを車載器から抜き、手帳と一緒に係員へ渡してETC利用を申し出ます。
係員が手帳の内容と本人が乗車していることを確認し、割引処理を行います。
実際に利用してみると、それほど難しい手続きではありませんでした。
⑤ 降りるときはETCカードを忘れずに
自分のETCカードを使った場合、高速道路料金は自分のカードに請求されます。
そのため、降車時にタクシー会社へ高速料金を重ねて支払う必要はありません。
最後に、タクシーの車載器からETCカードを抜き忘れていないか必ず確認します。
知っておくと、いざという時に役立つ
私自身、タクシーでも利用できる制度があることは知っていましたが、実際に利用したのは今回が初めてでした。
車の故障や急な通院など、自分の車以外で高速道路を利用する場面は突然あります。
身体障害者手帳を持っている方は、
・「第1種」になっているか
・「道路介護」の記載があるか
・障害者割引の有効期限が切れていないか
を一度確認しておくと安心です。
また、タクシーで利用するときは、走り出す前に乗務員へ伝えることも忘れないようにしてください。
知っているだけでなく、使い方まで知っておくと、いざという時に役立つ制度だと思います。
※本記事は2026年9月時点の制度をもとに記載しています。道路事業者や利用する車両によって取扱いが異なる場合がありますので、実際の利用前にはNEXCO等の最新情報をご確認ください。

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